タラソテラピーの語源はギリシャ語のthalasa=「海」と,フランス語のtherapie=「療法」からなる造語です。
日本語では「海洋療法」と訳されます。
海洋性気候の中で,海のめぐみである海水,海藻,海泥を用いた自然療法です。
海のミネラル,ビタミンを体表より吸収し,心身ともにリラックスし,身体機能の回復を図ることが目的とされます。
海水の組成は,人間の血液の化学成分と非常に類似していることが明らかになっています。
ミネラルは,生体の働きを維持し,生命維持に不可欠です。
細胞の働きにも関与し,体液のバランスを調整したり,筋肉と神経の伝達をスムーズにする働きがあります。
海藻は,海水の栄養素を濃縮した形で吸収できます。
ミネラルがイオン化しているので吸収されやすく,海水よりさらに多くの活性成分を含んでいる海藻は,美容効果の高いトリートメントに用いられます。
海泥は,長い時間をかけてた堆積していったミネラルの沈殿物です。
海泥を用いた療法をファンゴテラピーといいます。
海泥に含まれるヨード分は,脂肪減少のプロセスを速めるため,脂肪分解作用も高く,老廃物と毒素を排出し,セルライトの分散を助けます。
また,筋肉をやわらげるたり熱を保つ作用もあり,神経痛にも効果があると言われています。